2005/8/19(金)〜8/20(土) ACN信州伊那谷キャンパーズヴィレッジ 2005/8/26 New!

 今年の夏休みはかなり強引に休んでしまいましたが8/13(土)から21(日)の9日間! そのほとんどは毎年子供たちも楽しみにしているカミサン方の実家、長野県は飯田市で過ごしましたが、お休み後半は実家のじーちゃん、ばーちゃんもお仕事になってしまう、ということもあって「帰りにキャンプでもするか」と夫婦で話してました。ということで今回はキャンプ道具を持っての帰省となりましたがなんせ長期帰省のため、キャンプ以外の荷物も多い、ということで大きい机やどでかいスチールベルトは置いてのキャンプとなりました。

 帰省中、ワタクシ体調をちょっと壊しまして「こりゃ無理かな」と諦めかけてたところ18日(木)には復活! どこに行くかは全然決めていなかったので本屋さんでキャンプ場ガイドを購入し、キャンプ場探しを始めたのでした。今回のコンセプトは夏ということもあり、「高原でちょっと凉めに過ごしたい!(できたら夜は焚き火)」「やっぱり川遊び」、それから「自然がいっぱい」「できたら風呂なんかあると最高!」「飯田に近い(逆に言うと普段はあんまり来られないトコロ)」をコンセプトに場所を探していたところ目に留まったのがACN信州伊那谷キャンパーズヴィレッジ

 ACNって良く聞くのでチェーン店のようなキャンプ場?でしっかりしてそうだし、インターにも近くて手軽そうでいいんじゃないかなー、と勝手な想像で思ってましたが、いい意味で裏切られました!

 当日は朝9時半ごろ出発。距離的には飯田からあんまりありませんでしたが食材等々の買出しもあって結局到着は12時過ぎになってしまいました。
 小渋湖方面から来ましたが小渋湖に近いトンネル手前を左折してからはかなり細い道が続き、キャンプ場手前数キロは「対向車が来たらやべーぞ!」というような細い道が続いてかなり緊張。実際走っていると「こんな道の先にホントにキャンプ場があるんだろうか?」と思わず聞きたくなるような雰囲気。キャンプ場入り口の「おつかれさまでした」の看板にはホントにホッとさせられました。(この写真はキャンプ場内のもの)
 親切なオーナーさんにいくつかの空きサイトを教えていただき、入り口に近い、沢のすぐ横のIサイトを選択。3サイト続きとなっていましたが我が家1家族で使わせていただきました。ここ、伊那谷キャンパーズヴィレッジはオーナーさんの手作り、ということでサイトの広さもまちまちのような感じで、このIサイトは1サイト分はそんなに広くはなかったような気がします。キャンプ場全体的にはプライベート間もあり、広々とした雰囲気のサイトが多かったように思います。このキャンプ場全体に言えることですが自然が多く残っていて、いわゆる「ワイルド」な雰囲気のサイトですね!
 今回昼食はコンビニ弁当ではないため、とりあえずタープを設営し、早速昼食の準備。
 実家に滞在中、肉ばかり食べてて便秘気味のあゆのために昼食はキャベツたっぷりのお好み焼きにしてみました。と思ったらソース忘れた〜。そういえば売店あったな、とダメもとで行ってみたら最後の1つをGetすることができました。ここの売店、結構品揃えが豊富です。逆に言うと近くにはお店はありませんので忘れ物をしないようにね!
 普段はあまり野菜を食べないあゆもお好み焼きだと食べるんだよね〜、ということで見事作戦大成功!
 サイトのすぐ下を流れる上流はこんな感じ。かなり冷たい清流だったので、やっぱりこれが最高でしょ!
 しかし期待していた魚の姿は見られませんでした、残念!
 昼食後はちょっと場内のお散歩。センターハウス手前でモッコリ山への入り口を発見。ずんずん登って、更にずんずん登るモッコリ山に到着しました。ゆうとはこの砂山で大はしゃぎ。ここまでの道のり、大した距離ではありませんが上りがきつく、普段運動不足の身には堪えました。
 サイトに戻って一休み。実家からそのまま来たと言うこともあって乾いていない洗濯物なんぞを干してしまった関係でミョーに所帯じみたサイトになってしまいました(^_^;
 しかしここはやっぱり涼しい! いつもは荷物運ぶだけで大量の汗が噴出しますが、設営しても山登っても少ししか汗かかないですもん。木陰もあって極楽っす!
 休憩後、子供たちは夕食までの間はしばし沢遊び。この後、あゆが石から滑り落ちて頭から沢に真っ逆さま! 幸い怪我はありませんでしたがやっぱりまだ3歳児、しっかり見ててあげなければ。
 そろそろ夕食の準備。あんまり考える暇もなかったので本日簡単料理ばかり。というとでまずは以前にも作ったオレンジ風味のスペアリブ。豚スペアリブをオレンジジュース150cc、サラダ油大さじ1、ワインビネガー大さじ4、醤油大さじ3、砂糖・塩・コショウ少々で2、3時間ほど漬け込んで焼くだけの簡単料理。お次はシャケのホイル焼き。こちらは説明するまでもないですね。そして最後は前回と同じく、ある材料で作るママの適当コンソメスープ&ご飯
 時間はそろそろ6時半、ランタンに灯が入ります。この日、実はカミサンの妹、さっちゃんが仕事が終わったらかけつけてくれることになっていてそろそろ到着する時間でしたが、ここのキャンプ場に来るまでの道のりが道のりだけにちゃんと来れるか少々心配でした。道を教えようにももちろん携帯は繋がりません。
 と心配してたのもつかの間、無事さっちゃんが到着して子供たちも大喜び!
 夕食後はさっちゃんと花火を楽しみました。実家でも毎晩花火だったんですけど飽きることを知らない我が家の息子たち。
 ちなみにここは当然手持ち花火のみで、センターハウス前のファイヤーサークルでのみ花火をすることができます。各サイトで花火はできませんよ。
 花火の後は無料半露天風呂の「銭の湯」で汗を流すことに。この「銭の湯」、夕方7時までは30分刻みで貸切となり、7時から8時半まで女性、8時半から10時までは男性のみとなります。混雑時(この時もそうでしたが)は貸切時は500円が必要となります。朝も入れます。
 浴槽は4人家族くらいだったらゆったりと入れます。お風呂では体を洗うことができないので横についているコインシャワーで体を洗うことになります。
 なぜかこの日はカミサンもさっちゃんも10時過ぎには子供とともに寝てしまったので、一人で焚き火を楽しむことに。凉めの気候に久々の焚き火はかなりのんびりまったり、気持ちリフレッシュ! 社会復帰不可能。。。
 それにこれね。ほのかに光るランタンにビールにタバコ、っと。至福の時じゃあ〜!
 この後、12時過ぎまで焚き火を見て過ごし、深〜い眠りについたのでした...zZZ
 翌朝、6時頃起床。さらさらと聞こえる沢の音で気持ち良く目覚めることができました。木漏れ日もサイコーです!
 まだみんな起きてこなくてすることないので朝の目覚めのコーヒーを。静かな朝に一人飲むコーヒーも最高っすね!
 そうそう、コーヒーはこの前御茶ノ水L-Breathで買ったSPのシェラカップで。小物はSPで揃える我が家(爆)
 6時半になっても7時になっても誰も起きてこないので一人のんびりと朝食の準備をしてました。朝食は実家で大量にもらったジャガイモを使ったジャーマンポテト、目玉焼き、ソーセージ、ベーコン、トマトなどで簡単に。ジャーマンポテト、適当に作ったけど結構いけました。ジャガイモは茹でたり蒸したりするのが王道のようですが(今回も茹でてみました)、揚げたポテトを使っても旨いんじゃないかな? それからチーズ乗っけたりしてもGoodかと。今度は100スキでやってみよっと。
 午前中はサイトでまったりと。子供たちは飯田で捕まえた&貰ってきたカブトムシとクワガタと戯れてました。
 ここのチェックアウトは15時ですが、午前中のうちにテントのみ撤収することに。撤収中、テント内に珍客が! 何を捕まえているかと言うと...
 大きなオニヤンマでした〜。こう間近で見ると結構きれいなモノですね。かわいそうなのですぐ逃がしてあげました。
 午後用事のあるさっちゃんはここでバイバイ。子供の面倒を見てくれてありがとね。気をつけて帰ってね〜。
 おやつの時間、とうもろこしを皮のまま炭火で焼いてみました。これが焼いた香ばしさと皮に包んで焼いたおかげで蒸したようなふっくら感があってホント旨い! 子供たちにも大好評でしたよ。
 そしてお昼は今回もミートソースとたらこのスパゲティ。キャンプでの食生活もちょっとマンネリ化してきたような気がするのでちょっと考えないとなあ...
 昼食後、子供たちお気に入りの「こどものかくれが」へ。センターハウスの近くにあります。この中にはブランコなんかがあって子供にゃたまんないだろーな。
 子供が遊んでいる間、クラフトハウスの中をうろうろしてましたが、ここにオーナーさんが一人でキャンプ場をやろうとした話、一人で始めたキャンプ場作りに近所の人が見かねて手伝ったエピソード、希望者を募ってキャンプ場作りを行ったエピソードなどの記事があったので興味深く拝見させていただきました。このキャンプ場、オーナーさんがこだわりを持ってコツコツと作り上げてきたんだなー、とちょっぴり感動と、うらやましいな、と思ったりしました。色々苦労もあるとは思いますが頑張ってください!
 最後にちょっぴり場内のご紹介。まずはセンターハウス。右にはMTBのレンタルもあります。ここはGT公認マウンテンバイクスクールなのだそうです。
 我が家のいたIサイトのすぐ近くにあるトイレ。ここのトイレは水洗ではありませんが「コンポストイレ」という微生物の力を借りて最終的に土にしてしまう、という自然にやさしいトイレです。おがくずと混ぜて分解するらしく、トイレの「タバコを捨てたらお尻が燃えるぞー!」の張り紙には笑いました。しかも全く臭くない!
 これもIサイトのすぐ近くにある炊事棟。ここでは自然を考慮し、普通の洗剤は使えません。自然にやさしい石鹸(洗剤)は売店で売っています。(我が家も購入しました)
 無料の洗濯機も用意されていて長期滞在時も安心。
 生ゴミはここに捨てるようになっていてその他のゴミはセンターハウス近くにゴミ収集場所があります。ゴミは徹底した分別回収をしていますのでチェックイン時に渡される注意書きをよく読みましょう。ゴミは発生したところで処理するのが当たり前、という発想のもと、「ゴミ持ち帰り禁止」というところがスゴイです。
 センターハウスの横には図書室があります。長期滞在時、暇な時はいい暇つぶしになるでしょう。
 こちらもセンターハウス近くのクラフトハウス。ビデオの施設などがあり、リース作りや自然の木を利用したボールペン作りなどが体験できるようです。前にも書きましたがこの中にはこのキャンプ場作りに関する記事なんかもありますのでぜひ読んでおくことをオススメします! 週末などはオーナー自ら体験談を話してくれるそうで一度は聞いてみたいです。
 場内に点在するキャビン。ログキャビンもあるようですね。中は見ることができませんでしたがどんな感じなのでしょうか?
 さーて、そんなこんなで楽しかったキャンプもそろそろおしまい。チェックアウトの10分前にようやく撤収が完了し、とりあえず母子で記念撮影。
 子供たちが最後に「こどものかくれが」で遊びたいと言うのでオーナーさんに挨拶方々、センターハウスへ。「こどものかくれが」ではオーナーさんのお子さん、「てんと」君「らいと」君と一緒に遊びました。てんと君は学年は1つ下ですがゆうとと同じ6歳、らいと君はあゆと同じ3歳と言うことで結構仲良く遊んでました。しかし「てんと」に「らいと」なんていかにもオーナーさんらしい命名ですねえ。
 最後にオーナーさんに家族写真を撮っていただきました。お忙しいところありがとうございました!

 初の遠出キャンプとなりましたが気候良し、自然良し、空気良し、キャンプ場良し、と素晴らしく気持ちよく過ごせたキャンプでした。体調が良かったら2、3泊できれば最高だっけど...

 このキャンプ場、やはりオーナーさんのこだわりが随所に見えて全体的な雰囲気というかなんというかがスバラシイ。やっぱりキレイに整備されたキャンプ場よりこのキャンプ場のような自然が多く残るキャンプ場が好きです。アニキのような雰囲気のオーナーさんをはじめ、オーナーさんの奥様、それからスタッフの方も素晴らしく、とても気持ちよく過ごすことができました。心細く細い山道を抜けるとホッとするようなキャンプ場に到着。オーナーさんに到着後、「スゴイところですね」と言ったら「隠れ家ですから」とおっしゃっていましたがまさに「隠れ家」という雰囲気のキャンプ場。高規格などにせず、今の路線で存在し続けてください!
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