2007/4/21(土)〜22(日) 大房岬キャンプ場 2007/4/25 New!

 週末はカミサンが山形で結婚式に列席、ということで3人でボーっとしててもつまらないのでキャンプに行くことにしました。最近無料キャンプ場ばかりなので5千円も6千円も出すのもなー、と思っていたら以前泊まった「富浦ロイヤルホテル」の近くに無料キャンプ場あったな、と調べてみたらありましたありました、名前は大房岬キャンプ場。読みずらいですが「たいぶさみさき」と読むそうです。ここは無料じゃありませんがテント1張り610円(!)という破格値のキャンプ場、海も近くてなんだか楽しそうなところです。ちなみにお風呂はありませんがシャワーは完備されています(近くのホテルのお風呂は入浴可能なのかな?)。

 週末の天気予報は土曜日はなんとかもちそうなものの日曜日後半は雨予報。しかも岬のキャンプ場というのに2日とも強風の予報で大丈夫か!?

 7時過ぎの東京発の新幹線に乗るというカミサンは6時半頃家を出れば間に合うということでしたがふと気づくと6時15分、隣でカミサン爆睡。「や、やばいぞ」と叩き起こして車で駅まで送ったらすっかり目覚めてしまったので早めの準備。出発は9時前、途中ちょっとだけ渋滞しましたが11時前に「インフォメーションセンター」に到着。
 宿泊者はここに車を停めなければならないんですが、事前情報によると徒歩10分程度あるとのこと...
 電話で予約時にも言われましたが、念のため「チェックインは何時ですか?」とインフォメーションセンターのおばちゃんに聞いたらやっぱり1時とのこと。この辺が公共のキャンプ場の辛いところ。でも「12時半くらいにもう1回来てみて」と言われたのでそれまで公園内を探検。途中、海の見える東屋でコンビニおにぎりのお昼ご飯。
 海に下りてみました。ちょっとした砂浜と両脇にはこんな磯遊びができそうなところが点在。「設営したら後で来ようね」とゆうととあゆ。
 荒波だー、予報通り風が強えー。
 話し変わりますがこのデジカメ、レンズの中にゴミかなんか入ってる??
 海岸にはこキレイな花が咲き乱れてました。この花なんだろう?
 タンポポもここまで群生してるとキレイです。記念にパチリ。
 ちょっと遠いけどキャンプサイトも見ていこう、ということでまずは第2キャンプ場。キレイな芝生(雑草?)でこじんまりとした感じですが傾斜があるところも多いです。トイレは近くにあるけど水場が見当たらない...
 第1キャンプ場と第2キャンプ場の間にあるファイヤーサークル。イスも設置してあってかなりの人数が楽しめそうです。安いので夏場はちびっ子達のキャンプで使われたりするのかな?
 こちらが第1キャンプ場。地面は第2キャンプ場の方がいいけどこの強風の中ほとんど無風状態。いいところにテーブルとイスもあるしあそこにタープ設営すればバッチグー(死語)、ということでこちらに決定。そろそろ12時半になるしチェックインしますか。
 ということでビジターセンター。さっきのインフォメーションセンターからキャンプサイトに程近いビジターセンターまでは車の乗り入れが許可されてます(キャンプしない人は通行不可)。今日は他のお客さんの予約入ってたけどキャンセルになってしまったようでお泊りは我が家のみとのこと。長らくキャンプやってますがこんなことは初めて。
 ビジターセンターからキャンプサイトまではリヤカー使って運びます。昔は子供会の廃品回収とかでリヤカー引っぱったものですが彼らは初体験で楽しそう。
 荷物をサイトに置いた後はビジターセンターに戻って車をインフォメーションセンターまで戻し、インフォメーションセンターから徒歩10分という事前情報があったので折り畳み自転車を持ってきましたが、アップダウンが激しくて疲れた疲れた。
 設営前ですがあまりの喉の渇きに負けて最初の1杯。命の水です(大げさ)。
 既設のテーブルとイスの上にタープを張ってテントを立てて設営完了。荷物も少ないので30分程度で終了しました。「さーてどこいこうかな?」思案中のあゆ。
 ちょっとだけ施設をご紹介しておきましょう。まずは水場ですが蛇口が10個ほどあるシンプルなもの。もちろん温水はでません。キャンプ場の注意書きにはありませんでしたがなんとなく合成洗剤は使わないほうが良さそう。こちらは第1キャンプ場内にあります。
 サイトを見渡してもトイレはありません。この階段を登ると...
 トイレがあります。そんなに遠くはないですが毎回階段を上り下りするのはちと面倒かな。施設自体が古いのであまりキレイじゃありませんでしたがトイレットペーパーもちゃんとあって(有料キャンプ場では当たり前か)そんなに不潔ではありません。
 トイレのすぐ近くにある第二展望台。天気良ければもっと眺めいいだろうなあ。
 二人で本格的に遊びに行く場所を検討。「洞穴行って、展望塔上って、海で遊んで...」。これがのんびりキャンプの夢散る、の始まりでした...
 まずは洞穴。さっきの第二展望台のすぐ脇から入れます。ところがこの階段、下りても下りても到着しません。しかもかなり急勾配。これをまた上ってくるなんて(・・;
 もう少しで海岸、というところで洞穴に到着。中には小さな神棚みたいなのがあってちょっと入る勇気がない子供たちでした。
 結局海岸まで下りちゃった...
 なんでもこの岬、高さ約80mあるそうです。エレベーターどっかにない?(+_+)\バキッ!
 まあ、でも景色はいいところです。風がなかったら最高だったけどなー。
 へとへとになりながらようやく第二展望台があったところまで到着。「今度は展望塔!」と張り切る子供たち、ぐったりする大人。展望塔にたどり着くまでも階段や上り坂が続いて更に15mあるという展望塔の頂上へ。ぐうの音も出ません。
 「さー今度は磯遊びだー」と元気な子供たち。海岸までは下りばかりのなのでちょっとはマシですが帰りが...
 ちなみにここはテント張るのに良さげですがキャンプサイトではありません。
 さすがに子供たちも疲れたらしく一旦サイトでおやつと水分補給して休憩。
 しっかり休んだところで出発。これは途中にあった要塞跡。なんでも昭和初期の頃に作られた軍事用の要塞とのこと。ここでも子供たちは恐れをなして入れず。
 滝がある、ということなのでちょっと遠回りして見物に。かなりこじんまりとした滝でした(^_^;
 「うっしゃー、海だー」と興奮気味の子供たち、野っぱらを猛ダッシュしたゆうとはコントのようにコケてました(笑)
 潮がひくとこんな潮溜まりがあちこちに出現します。こういうところに小魚やカニ、エビなどがいたりします。ちゃちい網で小一時間ほど頑張ってみましたが色々捕れましたよ。
 帰り道は...ご想像にお任せします。
 見えますかね? 捕れたのはこんな小さな稚魚(多分ハゼ系の種類だと思うけど)や小さなエビ、ウニ、ヤドカリとかが捕れました。明日帰してあげるから1日だけ付き合ってねー。
 楽しいのかずーっと小魚たちを観察してる子供たち。
 「お、こりゃなんだ?カマキリ?」、良く見てみるとナナフシの子供でした。
 薪が足りなさそうだったので海岸に打ち上げられてた乾燥してそうな流木を拾ってきました。
 もうすぐ6時、そろそろお腹も減ってきたので晩ご飯の準備。と言っても今日はしゃぶしゃぶなので用意はコレだけ。野菜等もあらかじめ家で切ってきたので仕込みいらず。あ、豆腐持ってくるの忘れた...
 それじゃあガッツリいきますか〜! 腹減ってるのでみんな食べる食べる。
 最近反抗期なのか妙にあまのじゃくなあゆ、どーしても小さいテーブルで食べると言い張ります(^_^;
 〆はマルタイ棒ラー。肉のダシが出ているのでホント旨かったっす。しかししゃぶしゃぶってのは簡単でむちゃキャンプ向きですねー。
 虫かごの後ろからLEDライトを照らして簡易アクアリウムの出来上がり。
 食後はもちろん焚き火。子供たちは「よく飽きねーな」のマシュマロ焼き。今回も竹串忘れたのでその辺にあった竹を使ってやってみました。
 ゆうとは何やらその辺の雑草を薪を使って千切りにしてます。
 今日は子供たち二人とも6時過ぎに起きてるので「9時には寝なさい」と言ってましたがあゆは「寝なさい」と言っても「やだ」と反抗。でも9時過ぎ、イスの上でゴロゴロしてるなあ、と思ってたらそのまま寝てました。
 ということで9時半にはゆうとも寝てしまったので1人のんびり晩酌。今日のお供は芋焼酎のお湯割り。
 1人なんでやることと言えば飲むか焚き火いじるか写真撮るくらい。こんな感じでやってました。
 焚き火の接写でも撮ってみよーかなあ、とパチリ。あんまり深い意味はありません。
 ホント暇なので写真撮りまくり。こんな写真はどうでしょう、ちょっといい感じでしょ。夜景モードでテーブルとかに固定して撮ってみました。
 たまには自分でも撮ってみようかと。ちょっとカッコつけてます(+_+)\バキッ!
 この前にカメラ目線のやつもあったんだけどそれは却下(笑)
 薪が尽きたのがちょうど11時。すっかり酔いも回って眠たくなってきたので少々後片付けをして就寝、おやすみなさい。
 夜はシュラフにもぐったら暑いくらいの気温で寒くもなく快適でした。
 翌朝、カーカーとうるさいカラス君に起こされて6時前の起床、2週連続の早起きです。空を見上げたらどんより曇り空。今日は曇りのち雨という予報なので早めに撤収しよっと。
 子供たちが起き出す前にのんびりと目覚めのコーヒーでも、と思ってたら...
 数分後にはあゆが置きてきて「あ、パパずるい。あゆもココア」とせがまれ、続いてゆうともすぐに起き出しました。
 朝はお手軽カレーうどんやカップヌードル。
 食後は子供たちも食器洗いのお手伝い。えらいえらい。
 「たんぽぽふーするから見てて」とあゆ。憎まれ口叩くけどまだまだやることがかわいらしい。
 パパは撤収をボチボチと、子供たちは四葉のクローバー探しに必死。「あったー」とゆうととあゆ。その後「あったー」「また、あった!」と続々と見つかり...
 最終的にはこんなに、20個以上は見つけたかな? こんなにいっぱい幸せになっちゃっていいのだろうか。
 「五葉(いつつば?)があった!」というので見てみるとホントに5枚の葉っぱのクローバーでビックリ!
 荷物も少ないせいか我が家最速の9時撤収完了。でもここからビジターセンターまでリアカーを引っぱっていってチャリで車を取りに行き、車に荷物を詰め込んだら10時くらいになっちゃいました。それでも我が家最速のチェックアウトでした。
 インフォメーションセンターに車を駐車して昨日捕まえた魚等々を逃がしに再度海岸へ。この日は前日より風が強くて海も荒れてました。
 ○×は高いところが好きと言いますが...
 結局また磯遊び。ターゲットはカニです。
 網で石の陰とか探ってたらこんなエビの捕獲に成功。観賞用にも耐えられそうなキレイなエビです。
 結局10時過ぎから12時くらいまで磯遊びを楽しんでから駐車場へ。もちろん磯の生き物達は海に帰してあげました。昼は予備で持ってきたパンでサンドイッチを作って食べ、1時頃帰宅の途へ。

 ここ大房岬キャンプ場は料金も安くてロケーション良しのキャンプ場だと思います。岬の周りでは釣りも楽しめます。公園内に点在する色々な施設や歴史的な施設、磯遊びができる海岸と子供には楽しいキャンプ場だと思います。反面、どこに行くのもアップダウンが激しく一言で言うと「子供には楽しい、大人には辛いキャンプ場」ということかな? また、リヤカーはともかく車を駐車する場所がサイトからは最低10分はかかるというところは何とかならないかなー、というのが正直な感想。
 そうそう、もう1つ付け加えておくとスタッフの方々はみんな優しくていい方ばかりでしたよ。
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