1999年3月28日（日）
　朝９時頃、病院に着くとゆっくりゆっくり病院内を散歩している奥さんを発見。「体動かしなさい」と言われたみたい。その後、産まれる気配もなく同じような状態が続きます。午後になるとしだいに陣痛が来るたびに赤ちゃんの心拍がゼロまで落ちるって状態が続き、相変わらず看護婦さんは「しっかり呼吸して！」と言ってます。「おいおい心拍落ちてホントに大丈夫なの？？」と非常に心配になります。夕方になると陣痛室がやっと空いたらしく陣痛室へ移ります。ここでも赤ちゃんの心拍が落ちまくり、陣痛のたびに看護婦さんが飛んできます。そのうち注射を打たれるわ（これがあんまり経験のない看護婦らしく、奥さん血だらけになってしまいました）酸素マスクはされるわ、しまいにゃ「旦那さん、出てって！」と言われる始末。
　そのうち先生に呼ばれて「無痛分娩にしてみても心拍が落ちるようだったら帝王切開します。」と言われ「ええっ！ 帝王切開！」とかなり動揺しました。結局そのまま手術室に連れて行かれて数十分すると手術室に呼ばれ、「帝王切開にします。」と告げられる。
　両方の両親に電話で連絡し帰ってくるとすぐ呼ばれ、「かわいい男の子ですよ」と言ったか言わないかはあんまり覚えてないけどとにかく無事産まれたらしい。中に入ると早速だっこさせてくれたんだけどなんだか非常に複雑な気分。なんて言ったらいいんだろうか？ うまく表現できないけど「こいつを幸せにしてやんなきゃ」っていう感じでしょうか。それから赤ちゃん連れて手術台にいる奥さんのところに行きます。「良く頑張った。」と一言声をかける。
　赤ちゃんの心拍が落ちる原因はへその緒が首に２重に巻き付いてたのが原因とのことでした。医療の技術が進歩してる時代で良かった良かった、昔だったら．．．このおかげで息子の頭はなんかに吸引されたようになってました。（笑）

その時の様子です。感涙(T_T)

1999年3月29日（月）
　帝王切開だったので「２日間は誰かいて」と先生に言われ月曜、火曜と休みを取って昨晩は病院に宿泊しました。朝起きて２人でご飯食べてると（この病院は親子同室ではないんです）８時頃奥さんの両親と弟が突然現れました。何も聞いてなかったのでビックリ！ どうやら夜走りして長野から来たらしいです。
しばらくすると看護婦さんがゆうとを連れてきてくれました。